映画【ロスト・イン・トランスレーション】
映画【ロスト・イン・トランスレーション】
主演がビル・マーレイということで、とびつく人はいないでしょうが、
監督がソフィア・コッポラ、アカデミー賞最優秀脚本賞受賞ということなら
観てやろうか!ぐらいの作品・・・
と思って見始めたのだが・・
意外や意外・・・
監督がいいのか、カメラがいいのかわからないが、フレーミングも色も雰囲気もなかなか。
外人が映し出す東京とは思えないくらい巧みな映像。
邦画にも見習ってほしいくらいの出来栄えだ。
重厚な脚本とは思えないし、あとで大筋を人に語りたくなるほどでもない。
それなのに、観ているあいだ中、ずっと気持ちがいい。面白い。小気味よい。後味もさわやかなのである。
風刺も効いていて、なかでも
「ちゃんと英語が話せると勘違いしている日本人広告カメラマン」の描き方が秀逸。
これを観たら、うっかり片言の英語で外タレに話しかけられない。
通訳を通して、誠意を見せるほうがよっぽど良いかも。
いやあ、相当に笑えます、このシーンは。
これを見て反省したほうがいいカメラマン、たくさんいるのでは????
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