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2004年12月31日 (金)

映画【21g】

映画【21g】
以前、冒頭だけかじって、後回しにして、ほったらかしにした、
高山的には取っつき難い映画のひとつ。
病院で観る映画としては最悪の選択かもしれないが、映画の出来は最高だった。
「21g」を意味あり気にキーワードに据えているが、
これは人が死ぬときに21gだけ必ず軽くなるという「魂」の重さらしい。
が、そんなことはどうでもいい。
三つの家族が絡まり、しかも時系列をバラバラにして構成しているので、
とにかく見にくい。
評論家的には「時間軸を交錯させた技巧」とか言って監督を称賛しているが
、粗筋と登場人物への思いが深くなるまでは普通にしてほしかった。
素人的には分かりにくい。
普通、気に入った映画は時間が経つのが早くて、えっ、もう終わり??という感じなのに、これは「いい映画」であるにも関わらず、やたらに長く感じる。
その重さと、難解さのせいか。
頭の1/3程度を乗りきれば、あとは役者の魅力に取りつかれて、最後まで観ずにはいられない。
心臓移植、ドナー、交通事故、ひき逃げ、堕胎、離婚、別居、覚醒剤、人工受精などなど、重い内容の事象が次々と、しかも、あっさりと映し出され、普通の映画でないことだけはたしか。
非日常的な内容なのに、もし自分に降りかかってきたら、「No thank you!!」と言いたい、ぜひとも自分とは関係のない事件であって欲しいと思わせる内容ばかり。
お気に入りの映画にランクインさせる人は少ないと思うし、そういう玄人っぽい人を僕は好きになれない。しかしながら・・
秀逸な映画であることは否めないし、実際、最後までグイグイ引っ張られる映画である。
この手の渋味のある、地味で難解な映画については、あまり語りたくないミーハーな映画ファンなのに、こんなに語りたくなるのはなぜ??
ショーン・ペンの演技力?巧みな映像美??危うい内容??
後味が良いわけでもなく、誰かに薦めたくなる映画でもない。
だいいち、この映画をどんな気分の時に観てくださいと推薦すればいいのか??
「あなたが、今・・、不幸だなと感じたら・・。」
「自分の置かれている状況の良否が判別できなくなったら・・」
そんな風にお薦めすればいいのでしょうか???

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